導入と分類の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/20 08:30 UTC 版)
「タンカイザリガニ」の記事における「導入と分類の歴史」の解説
1926年から1930年にかけて農林省水産局によって優良水族移植という名目で、アメリカ原産のザリガニ(シグナルザリガニ)が輸入され、各地の水産試験場や天然水域に頒布された。そのうちのひとつとして、淡海湖では1926年11月4日に30個体が放流され、定着し、現在でもこの個体群は淡海湖に生息している。当時の研究では、その導入された外来ザリガニのうち、淡海湖の個体群だけがタンカイザリガニとして分類され、その他の地域(主に北海道)の個体群はウチダザリガニとして別に分類された。この淡海湖個体群(タンカイザリガニ)とその他地域の個体群(ウチダザリガニ)を別種(別亜種)とする判断は、便宜的な呼び分けとしてしばらくその状態が続いたが、現在は両者を同種としている。
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