将軍の時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 07:22 UTC 版)
石虎は軍中において勇幹・策略さにおいて自らに並ぶ者あれば、機を見てすぐさまこれを害した。そのため、この時期に石虎に殺された者は甚だ多かった。また。ひとたび城を降して砦を陥とせば、善人・悪人の区別なく士女を生き埋めにするか斬り殺した。これを逃れた者はわずかであった。石勒は幾度もこれを責めて改めるよう指導したが、石虎は自若として意に介さなかった。しかしその一方で、兵を率いれば厳格で乱れる事は無く、誰もこれに背く者はおらず、征伐を命じられれば、向かう所敵は無かった。その為、石勒からは寵遇されるようになり、次第に信任の度は高まり、専征の任を委ねられるようになったという。
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