将台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 02:15 UTC 版)
よく「守禦将台」という名前が広く知られているが、本来将台は戦闘の際、指揮が容易な地点に設置した指揮所のことである。現代と違い、将軍が直接戦場を観察しながら指揮した当時において、将台(指揮所)は城内で一番高く指揮と観測が容易な所に設置した。普通韓国の城で将台は単層形態が主流だが、南漢山城は2層楼閣形態である。このような形態は近隣にある同じ世界遺産の華城でも確認される。南漢山城は広いので全部で5つの将台を設置したが、18世紀以前に皆崩壊した。18世紀後半に西将台、南将台の二台を2層楼閣形態で再建したが、現存するのは西将台だけである。「守禦将台」という名前はこの西将台を指すものである。
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