対馬の社会構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:32 UTC 版)
対馬では旧士族が村落に居住し、本戸(山林や海浜の共有権を持ち村落の社会運営にたづさわる家)や寄留(次三男以下、あるいはタビノモンと呼ばれる他から来住した者)などとともにきびしい身分制度があり、新戸(明治になって分家した家)もふくめ、村落のさまざまな権利関係や祭祀運営などにおいて特別な秩序があった。この身分制度は、東北日本型村落の親分子分による同族型(家連合)とは異なり、本戸の平等性を維持する。本戸の数が村ごとに一定数に定められていたのは、資源確保の意味があった。そして、隠居制家族や年齢集団などでは西南日本型村落の要素が強くみとめられる。。
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