対中いずみ
対中いずみの俳句 |
ひらくたびつばさすずしくなりにけり |
対中いずみ
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対中 いずみ(たいなか いずみ、1956年1月1日 - )は、日本の俳人。
経歴
2000年、俳誌「ゆう」に入会。2004年、第4回ゆう俳句賞受賞。2005年、田中裕明の死去にともない「ゆう」終刊。同年、「椋」「晨」入会。森賀まりらと、田中裕明研究と作品を語る雑誌「静かな場所」を発行[1]。また、『田中裕明全句集』(ふらんす堂、2007年)刊行に際しては、同書刊行委員会に参画し、年譜の執筆を担当した[2]。その後、「椋」「晨」を退会、「秋草」会員[3]。
「桜の実ひとつ拾ひて渚まで」「足音のやうに波くる芒種かな」などに見られるように、生活に近い自然の一側面、一側面を大切にした作品が特徴[4]。
受賞歴
- 2004年:第4回ゆう俳句賞受賞
- 2005年:第20回俳句研究賞受賞(作品「螢童子」50句にて)
- 2018年:第68回滋賀県文学祭文芸出版賞(句集『水瓶』にて)
- 2019年:第7回星野立子賞(句集『水瓶』にて)
著書
- 句集『冬菫』 ふらんす堂〈ふらんす堂精鋭俳句叢書〉、2006年 ISBN 9784894028234
- 句集『巣箱』 ふらんす堂、2012年 ISBN 9784781404820
- 句集『水瓶』 ふらんす堂、2018年 ISBN 9784781410685
- シリーズ自句自解Ⅱ ベスト100『対中いずみ』 ふらんす堂、2020年 ISBN 9784781413259
- 句集『蘆花』 ふらんす堂、2025年 ISBN 9784781417462
脚注
外部リンク
固有名詞の分類
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