対ツノ銀中飛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:39 UTC 版)
対ツノ銀中飛車には上記図3に組む布陣が山田道美などに研究がなされていた。 △持駒 なし 第1-1図 中飛車対策形例1▲持駒 なし これは第1-1図のとおり▲3八飛と飛車を寄り、まずは3筋の交換を目指す。これは加藤流とは違い飛車は引き飛車にして銀を棒銀のように繰り出して攻めようというもので、ここで△4五歩と角交換に迫ってから5五から中飛車を捌くのも加藤流と比べ中央2枚の銀で追い払える備え。ここでは後手は△5一飛と引いて▲3五歩の瞬間や△同歩▲同飛のときもしくは△3四歩▲3八飛のときに△4五歩と角交換を迫る指し方や、△6三銀~△7四歩~△7二飛と袖飛車で反撃する指し方などがある。△4五歩からの角交換の反撃は居飛車側が飛車を寄ったために△2七角~4五~6三のラインに馬をつくってひきつけ反撃する意味合いがあるが、加藤流と違って飛車にヒモが付いているので飛角交換に応じる指し方(3八に銀を引いた形なら飛車の打ち込みにも対応)もある。
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