寝殿の屋根
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 22:55 UTC 版)
寝殿の屋根は基本的には入母屋造である。ただし比較的下位の寝殿造には切妻屋根の切妻に庇を追加したような形もよく描かれている(画像a60)。寝殿造の最上級の屋根は画像160のような檜皮葺、格が下がれば板葺であった。絵巻には地方の寝殿造系邸宅が茅葺に描かれることもある(画像530)。 なお、現在の京の内裏紫宸殿などは屋根が高く傾斜が急である。古い現存寺院などもそうだが、そうなったのは江戸時代の修理からで、寝殿造の時代も含めて、奈良時代から室町時代までの和様の屋根の傾斜は画像160ぐらいである。
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