富田秋香とは? わかりやすく解説

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富田秋香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/01 07:41 UTC 版)

富田 秋香(とみた しゅうこう、1868年没年不明)は明治時代の浮世絵師日本画家版画家

来歴

小林永濯の門人。秋香と号す。通称は雄太郎。下野国(現・栃木県)に旧幕臣の父親のもとに長男として生まれる。明治中後期に日清戦争錦絵や子供向け雑誌挿絵を描いている。まず永濯に師事して狩野派を学んだ後、三島蕉窓鈴木華邨にも就いている。人物画を得意としており、円青と号して多くの展覧会に作品を出品、入選を果たす。永濯の没後に版下絵を描くことを自習したといわれ、『東京日々新聞』に勤務、長い間、挿絵を描いている。また、梶田半古の主催する白光会にも属していた。

作品

  • 「海洋島沖日艦大勝」 大判3枚続 1894年(明治27年)
  • 「第二軍金州城大激戦之図」 大判3枚続 1894年 ボストン美術館所蔵
  • 「天草一揆」前後 口絵 塚原渋柿園作 今古堂版 明治40年

参考文献

  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』第2巻 大修館書店、1982年 ※119頁「秋香」の項
  • 山田奈々子 『木版口絵総覧』 文生書院、2005年

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