富士山火山防災協議会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 17:37 UTC 版)
「富士山の火山防災対策」の記事における「富士山火山防災協議会」の解説
富士山は地質学的には若い活火山であるが、1707年の宝永大噴火以来目だった火山活動を行っていない。そのため、富士山周辺地域の噴火に対する意識や災害対策は、上記の有珠山や十勝岳に比べて低いレベルにあった。しかし2000年には有珠山と三宅島が相次いで噴火し、2000年後半からは富士山の直下で低周波地震の増加が観測されるなど、富士山の噴火についての議論が活発になってきた。富士山の特徴として日本最大の火山であること、過去大きな規模の噴火を起こしていること、噴火の影響が首都圏に及ぶ可能性があることが挙げられる。十勝岳や有珠山では地方自治体のレベルで災害対策が行われたが、富士山の噴火の影響は複数の都県にまたがることが予想されるので、国が主導する形で富士山火山防災協議会が2001年に発足した。
※この「富士山火山防災協議会」の解説は、「富士山の火山防災対策」の解説の一部です。
「富士山火山防災協議会」を含む「富士山の火山防災対策」の記事については、「富士山の火山防災対策」の概要を参照ください。
- 富士山火山防災協議会のページへのリンク