家紋と十字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 05:59 UTC 版)
十文字紋(じゅうもんじもん)は、漢字の「十」を図案化した家紋である。図案には「丸に十文字」「島津十文字」、「日置十文字」、「猪飼十文字」などがある。その形状から、久留子紋と混同されることが多く、また、島津氏が用いたとされる「丸に十字」は轡紋と混同されることがある。 鎌倉時代初期の、島津忠久の甲冑に記された「十文字」が現存では最古の例である。主に島津氏とその関係の氏族が用いた。フランシスコ・ザビエルが布教のために鹿児島に来た際、島津が「白い十字架」を使用していたことに驚いた、という記録がある。 徳川幕府によるキリスト教の禁教令発布後は轡紋(くつわもん)、祇園守紋(ぎおんまもりもん)、桛紋(かせぎもん)、卍紋などとともに久留子紋の代用として用いられることがあった。 まるにじゅうもんじ丸に十文字 まるにじゅうじ丸に十字 まるにじゅうじ(まるにじゅうじくるす)丸に十字(丸に十字久留子) しまづじゅうもんじ島津十文字 かやのうちじゅうもんじ榧の内十文字
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