宮田照吉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 07:31 UTC 版)
初江の父。島の金持で、運送会社の用船の機帆船・歌島丸と春風丸の船主。獅子の鬣のような白髪をふるい立たせている。赤銅色の四肢で、老いても巌のような堂々とした体で、歌島の労働と意志と野心と力の権化のような人物。村の公職には決してつかないが、漁撈や村の歴史と伝統についての高い自負がある。頑なで喧嘩っ早い。1人息子と4人の娘がいたが、跡取り息子・松を亡くしたため、養女に出していた未婚の末娘の初江を呼び戻し、入婿を迎えようとする。
※この「宮田照吉」の解説は、「潮騒 (小説)」の解説の一部です。
「宮田照吉」を含む「潮騒 (小説)」の記事については、「潮騒 (小説)」の概要を参照ください。
- 宮田照吉のページへのリンク