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宮田喜代蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/29 05:58 UTC 版)

宮田 喜代蔵
人物情報
生誕 (1896-01-23) 1896年1月23日
日本岡山県岡山市
死没 1977年7月7日(1977-07-07)(81歳没)
出身校 神戸高等商業学校東京商科大学
学問
研究分野 経済学
研究機関 名古屋高等商業学校神戸大学
学位 経済学博士
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宮田 喜代蔵 (みやた きよぞう、1896年1月23日 - 1977年7月7日)は、日本経済学者神戸大学名誉教授。元日本学術会議会員

経歴

出生から修学期

1896年、岡山市で生まれた。1914年に金川中学校(現・岡山県立金川高等学校)を卒業し[1]神戸高等商業学校(現・神戸大学本科に進んだ。在学中は坂西由蔵に師事した[1]。1918年に卒業[2]。その後は東京商科大学(現・一橋大学)専攻部領事科に進み、1921年に卒業[3]福田徳三ゼミに所属し、福田ゼミの同期には赤松要大熊信行、梅田政勝がいた[1]

経済学研究者として

卒業後は名古屋高等商業学校(現・名古屋大学経済学部)教授となった[4]。1922年から2年間欧州留学を命じられ、イギリスドイツアメリカに留学[5]。1940年、学位論文『貨幣経済の本質に関する生活経済学的研究』を東京商科大学に提出して経済学博士の学位を取得した[6]

1941年、神戸商業大学(現・神戸大学)教授に転じた[7]。1950年より日本学術会議会員[8]。1954年からは神戸大学経済学部長を務めた[9]。1959年に神戸大学を退任して名誉教授となった[1]。1977年に死去。死去と同時に叙従三位

受賞・栄典

研究内容・業績

門下に新野幸次郎元神戸大学学長[1]

著作

著作
  • 『経営原理』春陽堂 1931
  • 『生活経済研究』日本評論社 1938
  • 貨幣の生活理論:貨幣経済の本質に関する生活経済学的研究』日本評論社 1941
  • 『平価切下の理論』黎明書房 1947
  • インフレーションと平価切下』水谷書房 1948
  • 『経営合理化の原理』黎明書房 1949
  • 『通貨安定論』理想社 1949
  • デフレーション』弘文堂 1950
  • 『経済原論』同文舘出版 1953年
  • 『経済政策原理』勁草書房 1954
  • 『企業と国民経済』東洋経済新報社 1957
  • 『デミノネーション』日本経済新聞社 1963
  • 第二次大戦後の西独通貨改革』清明会 1967
  • 平価変更の理論と歴史:段階的小幅円切り上げ案』日本経済新聞社 1971

脚注

  1. ^ a b c d e 宮田喜代藏博士の学問 : 生活経済学と平価切下論 (宮田喜代藏博士記念號)国民経済雑誌巻(号)99(6)ページ81-100出版者神戸大学経済経営学会刊行日1959-06公開日2007-09-28
  2. ^ 神戸商業大学一覧 昭和14年6月
  3. ^ 東京商科大学卒業生名簿 昭和16年5月末日現在
  4. ^ 官報 1922年11月22日
  5. ^ 官報 1922年07月20日
  6. ^ 貨幣経済の本質に関する生活経済学的研究 宮田, 喜代蔵, 1896-1977 ミヤタ, キヨゾウ
  7. ^ 官報 1941年04月01日
  8. ^ 官報昭和25年本紙第7181号 262頁
  9. ^ 官報昭和29年本紙第8131号 209頁
  10. ^ 官報昭和44年号外第146号 2頁
  11. ^ 官報昭和52年本紙第15165号 8頁
先代
坂本彌三郎
神戸大学経済学部長
1954年 - 1956年
次代
宮下孝吉



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