実験局8XKによる実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 07:00 UTC 版)
「フランク・コンラッド」の記事における「実験局8XKによる実験」の解説
それまで無線には縁がなかったコンラッドだが、現場のたたき上げとして電気に関する知識を十分身に付けていたため、彼はこの分野でもめきめきと頭角を現した。無線分野への事業進出を念頭に、会社はコンラッドの無線実験には協力的だった。 1916年7月、電波を管理する商務省電波局より実験局8XKのライセンスを得た。アマチュア無線局の場合、波長200mより長い電波(1,500kHzより低い周波数)を使うことが認められないため、コンラッドは波長制限を受けない実験局を選んだ。 米商務省電波局による呼出符号の指定基準局種コールサインアマチュア局 地域番号+AA~WZ 実験局 地域番号+XA~XZ 無線訓練学校局 地域番号+YA~YZ 特別アマチュア局 地域番号+ZA~ZZ コンラッドの実験局8XKは中波の波長450m(周波数670kHz)、長波の波長2000m(周波数150kHz)、および「波長Variable(可変)」が認められた。そしてピッツバーグのウィルキンスバーグにある自宅ガレージに20Wの送信機を設置し、8kmほど離れた会社の東ピッツバーグの工場に受信機を置いて無線実験を繰り返した。
※この「実験局8XKによる実験」の解説は、「フランク・コンラッド」の解説の一部です。
「実験局8XKによる実験」を含む「フランク・コンラッド」の記事については、「フランク・コンラッド」の概要を参照ください。
- 実験局8XKによる実験のページへのリンク