実行部 (Operations)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 03:03 UTC 版)
「インシデント・コマンド・システム」の記事における「実行部 (Operations)」の解説
指揮部以外の4つの部 (Section) を一般幕僚 ( General Staff) という。 実行部の任務は、計画を実行して、戦術的な目標を達成することである。実行部は、ボトムアップ方式で組織を編成する。すなわち、計画を実行するための人や物などの勢力 (Resources) は、まず現場指揮官の直接指揮の下で行動する。勢力が現場指揮官の監督限界を超えた時点で、地域隊長または班長、支部長、部長が指名されていく。 地区隊 (Division) と班 (Group) は、階層的には同じレベルだが、地区隊は地域ごとに編成し(A地区隊、B地区隊など)、班は機能別(警察班、消防班など)に編成する。各地区隊、班には長 (Supervisor) を1人置く。地区隊を置くか、班を置くか、地区隊・班の両方を置くかは、現場指揮官が判断する。 地区隊または班の数が監督限界を超えた場合には、それらを支部 (Branch) に編成する。支部も地域別、機能別、またはその両方によって編成する。 勢力には、次の3つの種類がある。 単独勢力 (Single Resource): 単独の個人や資機材 混成部隊 (Task Force): 異った種類の専門家を監督限界の枠内で集めた部隊(警察と消防の専門家で構成される部隊など) 専門部隊 (Strike Team): 同一の種類の専門家を監督限界の枠内で集めた部隊(特殊災害の専門部隊など) 勢力が、任務の割当てを得るまで待機する場所を、待機所 (Staging Areas) という。
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