実空間でのバンド構造とは? わかりやすく解説

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実空間でのバンド構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 00:57 UTC 版)

バンド構造」の記事における「実空間でのバンド構造」の解説

例としてN個の炭素原子から成るダイアモンド結晶中の電子バンド構造考える。 もし炭素原子同士互いに遠く離れていた場合それぞれの炭素原子は同じエネルギーs軌道p軌道をもつ(縮退)。 炭素原子互いに近づく軌道重なり異なエネルギーを持つN個の軌道分裂する。Nは非常に大きい数であるため分裂したエネルギー間隔は非常に狭く連続的な帯状であると見なすことができる。これをエネルギーバンドまたは単にバンドと呼ぶ。原子間距離 a では、価電子帯伝導帯呼ばれる2つバンド作るそれぞれ化学結合における結合性軌道反結合性軌道対応するエネルギー的に隣り合うバンドエネルギー差(エネルギーギャップ)はバンドギャップ呼ばれるダイアモンド伝導帯価電子帯バンドギャップは5.5 eVである。バンドギャップにはエネルギー準位存在しない

※この「実空間でのバンド構造」の解説は、「バンド構造」の解説の一部です。
「実空間でのバンド構造」を含む「バンド構造」の記事については、「バンド構造」の概要を参照ください。

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