宝石としてのトルマリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:49 UTC 版)
「トルマリン」の記事における「宝石としてのトルマリン」の解説
無色、紫色、青色、緑色、黄色、褐色、赤色、ピンク、黒色など多彩な色合いがあり、別々の石と考えられたため、色により名前が付けられている。 アクローアイト(無色) ルベライト(赤色、ピンク) シベライト(赤紫色) インディコライト(青色) ドラバイト(褐色または黄色) ショール(黒色) パライバ(ネオンブルー、ネオングリーン) バイカラー(2つの色が混在) パーティカラー(3つ以上の色が混在) ウォーターメロン(赤色またはピンク+緑色、バイカラーの一種) ただし、こういった呼び名はまぎらわしいので、GIA(米国宝石学会)は推奨していない。基本的にはイエロートルマリン、というふうにトルマリンの前に色をつけて呼ぶほうが無難である。たとえば、ルベライトにしても、赤からピンクオレンジまで色の範囲は幅広く、混乱を招くことがある。インディコライトは上に青色とあるが、実際には藍色に近い濃いブルーのものを称する。さらにグリーンでもクロムがはいったクロムトルマリンは、プレミアがつく。 また、特殊効果として、キャッツアイトルマリンが有名である。品質は様々で、キャッツアイが出るからといって価格にプレミアはつかない。そして数は少ないが、緑から赤もしくはピンクにかわるアレキタイプトルマリンもあるが、これも緑色の部分がきわめて黒に近く、また変色効果も鮮やかなものは少なく、高品質のものはなかなかない。
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