定石の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 00:47 UTC 版)
星の代表的な定石の例。白1のカカリに対し黒2と小ゲイマに受け、白3のスベリ、黒4の三々受け、白5のヒラキまでが定石とされる。黒白双方ともひとまず安定で急な攻めを受けないため、ここまで一段落で他に向かうことになる。 この定石の場合、しっかりとした黒の形に対して、やや白は不安定な形である。ただ白は下辺に対して発展性がある分で釣り合いが取れており、その意味で定石とされる。ただし前述のように、周囲の状況が異なれば、部分的に定石であっても必ずしも互角とはならない。黒は下辺を重視したければ黒4の手でaへのハサミやbへのツケなどの手も考えられる。白もこれを嫌えば、白3で単に白5の位置や、下辺星へヒラく手などもある。このように、定石の選択は局面に応じて適切になされなければならない。
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