安祥院と「心の月」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 15:26 UTC 版)
安祥院は和歌をよくし、天明元年(1781年)から翌年にかけて和歌を千首詠み、そのうち350余首を抄録した『心の月』と題した歌集がまとめられていた。『心の月』は近藤正斎の『好書故事』附録巻12-13に収載されていたことが目録にみえるが、巻12-13は散逸している。この中8首が近藤正斎の『右文故事』に抄録されており、その8首を含む12首が『視聴草』に収載されている。 「心の月」の語については、『見聞集』巻1「将棋盤に迷悟そなふる事」に、古今の和歌を全て覚えていたという城生という座頭や、盲目となってからも盤面を想像して将棋を指したという奈切屋治兵衛の話に関連して、仏典からの引用がみえる。
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