安圭伯
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安圭伯
안규백
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2025年
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| 生年月日 | 1961年4月29日（64歳） |
| 出生地 |  韓国 全羅北道高敞郡 |
| 出身校 | 成均館大学校 |
| 所属政党 | 共に民主党 |
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第51代大韓民国国防部長官
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| 在任期間 | 2025年7月25日 - 現職 |
| 大統領 | 李在明 |
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国会議員
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| 選挙区 | （比例代表→） ソウル市東大門区甲 |
| 当選回数 | 5 |
| 在任期間 | 2008年5月30日 - 現職 |
| 安圭伯 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル： | 안규백 |
| 漢字： | 安圭伯 |
| 発音： | アン・ギュベク |
| 英語表記： | Ahn Gyu-back |
安 圭伯（アン・ギュベク、ハングル: 안규백、1961年4月29日 - ）は、大韓民国の政治家、元ジャーナリスト。2025年より第51代国防部長官[1]を務めており、64年ぶりの5人目の文民国防部長官である。また、2008年の第18代総選挙で当選した以降、民主党・新政治民主連合・共に民主党所属の国会議員を連続5期務めている。本貫は竹山安氏、仏教徒[2][3]。
経歴
全羅北道高敞郡生まれ、父は初代全羅北道議会議員の安基南[4][5]。朝鮮大学校附属中学校を経て光州広域市の瑞石高校に進学後、成均館大学校哲学科に進学し、学士号取得後は同大大学院の貿易学科で修士号を取得した[2][6]。その後は平和民主党平民新聞記者兼新民党報記者、民主党政治研修院企画部部長・政策委員会広報部部長、新千年民主党組織局局長、民主党組織委員長兼人材迎入委員、統合民主党組織委員会委員長、民主党地方自治委員会委員長、第18代国会国防委員会委員、民主党第2政調委員会（外交・統一・国防）委員長、第19代国会予算決算特別委員会委員、東国大学校行政大学院客員教授を歴任した[2]。
2014年10月12日、共に民主党の前身である新政治民主連合の院内副代表に任命され、7か月間その職を務めた[7]。2015年6月23日、新政治民主連合の戦略・広報本部長に就任[8]。共に民主党結成後は党事務総長[2]、ソウル市党委員長[9]などを務めた。
国会国防委員会委員を務めていた安は、韓国の防衛政策に対して批判的な立場を取ってきた。2011年には李明博政権下で兵役忌避が2倍に増えたと述べた[10]。また、2015年には韓国の植民地支配の歴史と独島に対する領有権主張の問題が続いているため、「日本に韓国の先端情報を渡すのは道理に反する」と述べ、日本および米国との情報協力協定を締結した朴槿恵政権を批判した[11]。2022年9月にも同様な理由で、竹島付近の公海上で実施予定の日米韓連合訓練計画の詳細を個人のSNSで公開して尹錫悦政権を批判した[12][13][14]。2015年6月、安は2002年に発生した第2延坪海戦の退役軍人を顕彰するための法案を国会に提出した[15]。2008年当選時からずっと国会国防委員会の所属で活動してきて、第19代国会では国会国防委員会幹事[16]、第20代国会では国会国防委員長を務めた[9]。
2025年6月23日、李在明大統領は安を国防部長官に指名した[17]。安は同年7月15日の公聴会に出席し[18][19]、同月25日に国防部長官に就任した[20]。これにより安は1961年の5・16軍事クーデター以降の39人の将軍出身の国防部長官の後継として、64年ぶりの文民長官となり、大韓民国成立の1948年から数えれば5人目の文民長官である[17][21]。
エピソード
兵役は1983年11月、防衛兵として大韓民国陸軍に入隊し、85年8月に一等兵として召集解除された。また、安の長男と三男は陸軍で、次男は海兵隊で兵長として満期服役した[21]。なお、安の記録上の入隊期間は22か月で、一般の14か月より8か月も長かったため、公聴会の時は野党側から脱走兵または営倉の疑惑を提起された。本人によるとそれは行政上のミスで、実際は1985年1月に召集解除され、大学復学後の同年8月に追加期間を含む残りの勤務期間を終えたと釈明した[22][23][24]。
国会議員在任中はほぼずっと国会国防委員会で活動する「国防通」だが、2016年からの2年間だけは国会国土交通委員会で活動した[16]。
特に中国通や親中派ではないが、漢文や中国の言葉の教養が深く、「黒猫白猫論」「君君臣臣父父子子」など四字熟語や故事成語をよく引用する[25]。
国防部長官候補の時に申告した一家の財産は預金51億ウォンを含む、合計72億ウォンでかなり多い[21]。
BTSなどの有名芸能人の兵役特例に対しては否定的な態度をとり、「全民皆兵制の国でお金を多く稼ぐと恵沢を享受することはあり得ない」と述べた[26]。
2024年の非常戒厳が起こった12月3日の夜に国会議事堂に着いたが、現場で警察と喧嘩したため、戒厳解除を求める国会投票に参加できず、投票が終わってから議事堂に入った[27]。
2021年6月には2019年新型コロナウイルス感染症に確診した2番目の国会議員となった[28]。
脚注
出典
- ^ “역대장관”. www.mnd.go.kr. 2025年8月27日閲覧。
- ^ a b c d “대한민국헌정회”. www.rokps.or.kr. 2025年8月26日閲覧。
- ^ 「South Korea's Lee names first civilian defence minister in decades」『Reuters』2025年6月23日。2025年8月26日閲覧。
- ^ “안기남 - 디지털고창문화대전”. gochang.grandculture.net. 2025年8月27日閲覧。
- ^ “지역구 물려받기 vs 아버지 후광 벗기… 2세 금배지 ‘극과 극’ [총선 앞두고 '세습 공천' 논란 재점화”] (朝鮮語). 세계일보. (2020年1月7日) 2025年8月27日閲覧。
- ^ “[月刊朝鮮집중분석정·관·금융계까지 ‘太平成大’ 왜?]” [Current Assemblymen who are former Sungkyunkwan undergraduates] (朝鮮語). Sungkyunkwan University. 2016年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月18日閲覧。
- ^ “[Ahn Gyu-baek, a leader fit for the politics of unity]” (朝鮮語). JoongAng Ilbo. (2015年10月5日) 2016年4月18日閲覧。
{{cite news}}:|trans-title=を指定する場合、|title=または|script-title=も指定してください。 (説明);|url=に対応するタイトル引数を入力してください。 (説明)⚠⚠ - ^ “Opposition divided over key post”. The Korea Times. (2015年6月23日) 2016年4月19日閲覧。
- ^ a b “'아들 3명 군대 보낸 국회의원 누구?'…인사청문회 앞두고 국회의원 병역 살펴보니” (朝鮮語). 서울경제 (2020年7月12日). 2025年8月27日閲覧。
- ^ “MB정부 3년새 병역기피 두배로 [Draft evasion doubles in 3 years of MB government]”. The Hankyoreh. (2011年9月22日) 2016年4月19日閲覧。
- ^ “Intelligence pact derided by the North”. Korea JoongAng Daily. (2014年12月31日) 2016年4月18日閲覧。
- ^ “국방부, 한·미·일 연합훈련 계획 공개한 안규백 의원 '유감'” (朝鮮語). 이데일리 (2022年9月29日). 2025年8月27日閲覧。
- ^ “野안규백, 페북에 韓美日 훈련일정 공개…국방부 “매우 유감”” (朝鮮語). 조선일보 (2022年9月29日). 2025年8月27日閲覧。
- ^ 박준희 (2022年9月30日). “‘대잠훈련 먼저 공개’ 안규백 "엠바고 알았으나, 국민 알권리 차원"” (朝鮮語). 문화일보. 2025年8月27日閲覧。
- ^ 「Defense chief calls 2nd Yeonpyeong Naval Battle victorious」『The Korea Times』2015年6月29日。2025年8月26日閲覧。
- ^ a b 권윤희 (2025年6月23日). “21세기 첫 ‘민간 출신’ 국방 안규백…방위병 출신이지만 ‘국방통’” (朝鮮語). 서울신문. 2025年8月27日閲覧。
- ^ a b Kim (2025年6月23日). “President Lee picks South Korea’s first civilian defense chief in 64 years”. AP News. 2025年8月26日閲覧。
- ^ Ji-hwan, Kim、Il-won「Ahn Kyu-baek proposes wartime operational control transfer under Lee Jae-myung」『Chosun Biz』2025年7月15日。2025年8月26日閲覧。
- ^ Arin, Kim「Lee's Cabinet picks to face hearings starting next week」『The Korea Herald』2025年7月8日。2025年8月26日閲覧。
- ^ “韓国の新国防相「過去断ち切り、国民の軍に」 ６４年ぶり文民出身”. 2025年8月27日閲覧。
- ^ a b c 최하얀 (2025年6月30日). “안규백 국방장관 후보자, 예금 51억원 등 재산 72억 신고” (朝鮮語). 한겨레. 2025年8月27日閲覧。
- ^ 김규태, 조수빈 (2025年7月16日). “제대 뒤 학교 다니다 추가 복무했다는 안규백 “행정착오 탓”” (朝鮮語). 중앙일보. 2025年8月27日閲覧。
- ^ “안규백, 14개월→22개월 방위 복무 기간 논란에 "행정적 착오" 해명” (朝鮮語). 뉴스1 (2025年7月15日). 2025年8月27日閲覧。
- ^ 권혁철 (2025年7月16日). “안규백, 병적기록표 공개 거부…의혹 해소 안되는 ‘8개월 연장 복무’” (朝鮮語). 한겨레. 2025年8月27日閲覧。
- ^ “고사성어에 꽂힌 안규백 더민주 사무총장” (朝鮮語). 한국경제 (2016年9月16日). 2025年8月27日閲覧。
- ^ 강재연 (2022年9月1日). “BTS 병역 “돈 잘 번다고 면제?”...“국민에게 물어보자!" [뉴스케치]” (朝鮮語). YTN. 2025年8月27日閲覧。
- ^ “계엄의 밤, 경찰 막아 해제투표 못한 국회의원 '최소 14명'”. 노컷뉴스 (2024年12月19日). 2025年8月27日閲覧。
- ^ “민주당 안규백 의원, 코로나19 확진 판정”. 연합뉴스 (2021年6月10日). 2025年8月27日閲覧。
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