学問の起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 04:05 UTC 版)
IPEは、1973年のオイルショックやブレトン・ウッズ協定の崩壊がとくに米国で世界秩序の経済的基盤の重要性、偶発性、脆弱性に対して研究者たちの注意を喚起した、1970年代に国際関係の混交的アプローチとして登場してきた。ユージン・ロウのようなIPEの研究者は、国際関係に関する当初の研究が法律、政治、外交史に過大な力点を置いてきたと主張した。同じく、新古典派経済学は抽象的で非歴史的だと批判された。歴史社会学や経済史の業績に負いつつ、IPE研究者は、経済と政治の分析を組み合わせることを提案した。この意味で、マルキシズムもリベラリズムも分析単位として領域国家を重視する既存の社会科学に異議を申し立てており、国際システムを重視している。
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