学問の逸話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 22:22 UTC 版)
はじめ『老子』を研究し、注釈を著した。また『春秋左氏伝』の注釈『朱墨別異』を著した。弟子への教育は、積極的に講義をするのでは無く、「読書百遍義自ずから見る」(どのような難しい書物でも繰り返し読めば、自ずと意味が理解出来るようになる)というのが方針だった。弟子に「生活が苦しくて余裕がありません」といわれると、董遇は「三余を使いなさい」と返した。「冬は1年の余りである。夜は1日の余りである。長雨は時の余りである(この3つを三余という)」と。董遇のこの方針に従う弟子は少なく、著書も詳しい業績も後世に残らなかった。
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