姓氏対立事件とは? わかりやすく解説

小原鑑元

(姓氏対立事件 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/09 03:24 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search
 
小原鑑元
時代 戦国時代
生誕 不明
死没 弘治2年5月8日1556年6月15日
別名 神五郎、四郎左衛門尉、遠江入道宗惟
官位 遠江
主君 大友義鑑義鎮
氏族 小原氏
父母 父:小原右並

小原 鑑元(おばら あきもと)は、戦国時代の武将。大友氏の家臣。小原右並(すけなみ、大友義右の代からの家臣と思われる)の子。初めは大友義鑑に仕え、その偏諱を賜って鑑元と名乗る。

小原氏は阿南氏庶流で阿南荘小原(現大分県由布市)を本貫とする。

大友氏の家臣として

天文19年(1550年)の二階崩れの変の際、義鑑の遺書に雄城治景・吉岡長増田北鑑生臼杵鑑続志賀親守と共に連署。以後は大友義鎮の加判衆(家老)となる。同年、この大友家の混乱に乗じて隈本城に入った菊池義武佐伯惟教らと共に攻め肥後国を平定した。翌20年(1551年)南関城に入り肥後方分となる。

姓氏対立事件

弘治2年(1556年)5月、大友家中の他紋衆(大友氏が豊後国へ来る以前からここに領地を持って住んでいた武家)を糾合し、大友庶家である同紋衆の重用政策に反対して挙兵。同紋衆と他紋衆の反目は大友家中に以前から有り、あえて義鑑は加判衆の半数を他紋衆から選ぶように遺言していた。しかし義鎮は同紋衆を重用し、鑑元は肥後平定後加判衆から外されていた。

他紋衆の挙兵は大友氏館のある府内でも発生し、一時は当主義鎮も要害の丹生島城へ避難する事態となったが、同紋衆の働きにより、共に挙兵した本庄新左衛門尉統綱、中村新兵衛長直、賀来紀伊守惟重らは豊後で討ち取られ、佐伯惟教伊予国に逃亡した。勇将である鑑元は南関城に籠城し城兵を叱咤して奮戦したが、城に火をかけられるに及んで妻子を手に掛け、城兵と共に城外に打って出て討死した。

関連作品


姓氏対立事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/09 03:24 UTC 版)

小原鑑元」の記事における「姓氏対立事件」の解説

弘治2年1556年5月大友家中の他紋衆(大友氏豊後国へ来る以前からここに領地持って住んでいた武家)を糾合し、大友庶家である同紋衆の重用政策反対して挙兵。同紋衆と他紋衆の反目大友家中に以前から有り、あえて義鑑は加判衆の半数を他紋衆から選ぶように遺言していた。しかし義鎮は同紋衆を重用し、鑑元は肥後平定加判衆から外されていた。 他紋衆の挙兵大友氏館のある府内でも発生し一時当主義鎮も要害丹生島城避難する事態となったが、同紋衆の働きにより、共に挙兵し本庄新左衛門尉統綱、中村新兵衛長直賀来紀伊守惟重らは豊後討ち取られ佐伯惟教伊予国逃亡した勇将である鑑元は南関城に籠城し城兵を叱咤して奮戦したが、城に火をかけられる及んで妻子手に掛け城兵と共に城外打って出討死した。

※この「姓氏対立事件」の解説は、「小原鑑元」の解説の一部です。
「姓氏対立事件」を含む「小原鑑元」の記事については、「小原鑑元」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「姓氏対立事件」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「姓氏対立事件」の関連用語

姓氏対立事件のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



姓氏対立事件のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小原鑑元 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの小原鑑元 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS