好漁場のメカニズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 14:32 UTC 版)
「グランドバンク」の記事における「好漁場のメカニズム」の解説
この海域では、暖流と寒流が混ざる上、海底地形の形状もあって、養分の豊かな海水が海面に上昇する。このため多くの魚がグランドバンクの上に集まっている。代表的な魚には、タラ(タイセイヨウダラ)、モンツキダラ(haddock、ハドック、タラの一種)、カラフトシシャモ(キャペリン、capelin)が含まれる。海底ではホタテガイを含む貝類、ロブスターも大量に生息している。また魚を狙って集まるシロカツオドリ(Northern Gannet)、ミズナギドリ類、アイサ類などの海鳥の大規模なコロニーが海上にあるほか、アシカ類、イルカ、クジラなどの水棲哺乳類も集まっている。 寒流と暖流が交じり合うことは、養分が増える一方でこの海域に深い霧を発生させている。特に温暖な風が寒流の上を吹く春から夏にかけては、海上は煙のような霧に覆われる。
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