天文機器資料館(自動光電子午環)
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「国立天文台三鷹キャンパス」の記事における「天文機器資料館(自動光電子午環)」の解説
1982年に建設され、1984年から2000年まで観測に使用された。通称PMC(Photoelectric Meridian Circleの略)。 1998年まで定常観測を行っていた。カール・ツァイス社製。 受光部に光電子増倍管を使用しており、天体の位置を高精度で観測可能。子午環本体の姿勢は1/100秒角という高精度で保たれている。有効口径は190mm、焦点距離は2576mm。観測波長は550nm、限界等級は12等。恒星位置を0.1秒の精度で決定できる。精密な観測を目的としているため、子午環儀の南北に温度及び風向観測搭を設置し、補正なども行える。 2007年に自動光電子午環が一般公開され、2008年には建物自体を天文機器資料館として公開した。
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