子午環
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 16:12 UTC 版)
子午環[1][2](しごかん[1][2]、英: meridian circle[1][2], transit circle[2])は、天体の南中時刻や南中高度を正確に測る、位置天文学の最も代表的で基本的な観測装置[3]。かつては天体の位置観測に不可欠な観測装置であったが、20世紀末以降はヒッパルコス衛星やガイア衛星などの位置天文観測衛星によって大気ゆらぎの影響を全く受けない高精度な観測ができるようになったため、21世紀現在ほとんど使われていない[1][3]。
- ^ a b c d e “子午環”. 天文学辞典. 日本天文学会 (2018年9月17日). 2020年7月29日閲覧。
- ^ a b c d 『学術用語集 天文学編(増訂版)』日本学術振興会、1994年11月15日、102, 239, 294。ISBN 4-8181-9404-2。
- ^ a b c 矢野太平「1.5節「さまざまな測定装置」」『天体の位置と運動』13巻、福島登志夫 編、日本評論社〈シリーズ現代の天文学〉、2017年7月15日、第2版、44-46頁。ISBN 978-4-535-60763-7。
- ^ 上西勝也. “経緯度観測機器”. 日本の測量史. 2020年7月29日閲覧。
- ^ a b c “ゴーチェ子午環室”. 国立天文台. 2020年7月29日閲覧。
- 1 子午環とは
- 2 子午環の概要
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