大面積計数管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/10 23:34 UTC 版)
「ぎんが (人工衛星)」の記事における「大面積計数管」の解説
大面積計数管 (LAC) は、ぎんがの主観測装置であり、X線天体を高感度で観測するために搭載された。8基の同じ比例計数管を合わせて使い、合計では当時最大級である4000cm2の有効面積を有していた。視野は0.8×1.7°である。観測できるエネルギー範囲は2-37keVであるが、電圧を変えることで70keVまで対応可能であった。エネルギー分解能は5.9keVで20%である。先代のX線天文衛星である「てんま」では、高いエネルギー分解能を得るために蛍光比例計数管を用いたが、ぎんがでは感度を得るために大型化の容易な比例計数管を用い、エネルギー分解能は犠牲にされた。イギリスと共同で開発された。
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