大智寺 (坂戸市)とは? わかりやすく解説

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大智寺 (坂戸市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/27 09:59 UTC 版)

大智寺
(Daichi-ji)
所在地 埼玉県坂戸市石井2331
位置 北緯35度58分02.3秒 東経139度24分34.3秒 / 北緯35.967306度 東経139.409528度 / 35.967306; 139.409528座標: 北緯35度58分02.3秒 東経139度24分34.3秒 / 北緯35.967306度 東経139.409528度 / 35.967306; 139.409528
山号 龍護山[1]
院号 實相院[1]
宗旨 新義真言宗[1]
宗派 真言宗智山派
創建年 不明
中興年 1649年
中興 開基:黒川丹波守正直、開山:俊譽[1]
法人番号 6030005010911
大智寺
大智寺 (埼玉県)
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大智寺(だいちじ)は、埼玉県坂戸市に所在する真言宗智山派寺院。山号は龍護山。

歴史

本寺は807年に創建[2]。名前の由来は不明[2]ながら、坂戸付近で勢力を保っていた豪族の勝呂氏居館跡に建立されたと伝わる[3]

室町時代には寂び廃れた状態になっていたところ、1649年(慶安2年)に徳川幕府長崎奉行に起用された黒川丹波守正直が再興したと伝わる[3]。本寺にはその再興の祖である黒川正直の墓所があり[4]、その墓所は埼玉県が旧跡として指定している[5]

現在では入間三山の一つに数えられ、桜の名所と高く知られている[4]。このほか、文殊堂には学業の神様・文殊菩薩(ぼさつ)を祀っているため、受験生もよく訪れる[2][6]

本寺に梵鐘が存在しないが、これは大東亜戦争の最中の金属供出のために埼玉県内の他の寺と一緒に梵鐘を軍に接収されたためであり[7]、戦後も梵鐘を復活させることがなく、そのままとなっているからである。

雷の多い地域であり、1950年代に落雷で木造の本堂が焼失したこともあり、のち避雷針の役割も兼ねて現在のアルミニウムの本堂が建てられた[2]

周辺の石井地区では1985年から土地区画整理事業が行われており[8]、都市計画道路の石井中央通線と埼玉県道269号上伊草坂戸線交差点名が「石井大智寺前」となった。2025年シーズンに連続試合無失点記録を更新した阪神タイガース石井大智投手と「同姓同名」であることが阪神ファンを中心にSNSで話題となった。阪神ファンの参拝が増え、「大智寺」と記された御朱印帳に「石井」と書き加えるようになったり、石井大智投手の活躍と阪神タイガースの日本一を願う絵馬も増えるようになった[2]。石井大智投手もその話を耳にしており、「将来的に参拝してみたい」と語っているという[2][6]

交通アクセス

脚注

参考文献

関連項目




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