大型膜面展開実証試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 08:22 UTC 版)
「IKAROS」の記事における「大型膜面展開実証試験」の解説
2003年以降に大型膜面展開実証試験が様々な形で行われた。真空槽を用いた径0.8 mの真空落下展開実験を経て、2003年8月に大気球を用いた径4 mのクローバー型セイル展開実験に成功し、スピンテーブルを用いた径2.5 mの展開実験を経て、2004年8月9日にはS-310ロケット34号機において径10 mのクローバー型セイル及び扇子型セイルの宇宙空間での展開に成功した。さらに2006年8月30日には、大気球を用いた径20 mの正方形セイルの展開に成功と、着実な成果を上げた。また、2006年にはM-Vロケットのサブペイロードを利用した2機の軌道上展開実験(後述)も行われた。2007年にはスケートリンクを用いた展開実験が行われた。 なお、2009年にも大気球を用いたIKAROS実機大膜面の展開実験が計画されていたが、これは実施されなかった。
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