外交政策をめぐって
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 05:30 UTC 版)
「オブジェクティビズムとリバタリアニズム」の記事における「外交政策をめぐって」の解説
リバタリアンとオブジェクティビストは、外交政策をめぐり意見が対立することが多い。ランドによる「未開の拒否」は、1970年代の中東和平交渉にも拡大された。1973年の第四次中東戦争後、ランドはアラブ人を「未開人(primitive)」であり、その多くは「定住しない人々(nomads)」であり、「最も遅れた文化(the least developed cultures)の一つ」であると罵倒した。さらにランドは、アラブ人がイスラエルに憤るのは、「彼ら(アラブ人)の大陸」においてこのユダヤ人国家が「近代科学と文明の孤塁(the sole beachhead of modern science and civilization)」だからだと主張し、「文明人たちが野蛮人たちと戦っていたら、それがどんな文明人だろうと、文明人の味方をするものだ」と断じた。 リバタリアンのシンクタンクであるケイトー研究所の研究員のほとんどは、イランへの軍事介入に反対している。これに対してオブジェクティビストのシンクタンクであるアイン・ランド協会は、イランへの強制的介入を支持している。
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