塩素酸ナトリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 02:39 UTC 版)
塩素酸ナトリウム | |
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塩素酸ナトリウム |
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別称
塩素酸ソーダ
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 7775-09-9 |
KEGG | C18765 |
特性 | |
化学式 | NaClO3 |
モル質量 | 106.44 |
外観 | 無色結晶 |
密度 | 2.5, 固体 |
融点 | 248 |
沸点 | >300 (分解) |
水への溶解度 | 100g/100 mL (20℃) |
出典 | |
ICSC | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩素酸ナトリウム(えんそさんナトリウム、sodium chlorate)は、ナトリウムの塩素酸塩で、化学式 NaClO3の化合物。塩素酸ソーダとも呼ばれる。
性質
- 無色無臭の結晶で潮解性がある。
- 水に極めて溶けやすく、水溶液は中性。
- 300℃以上に加熱すると分解して酸素を放出する。
- 強酸と反応して二酸化塩素を放出する。
- 強い酸化作用をもち、有機物、硫黄、金属粉などが混ざると、加熱、摩擦又は衝撃で爆発する。
- 次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)の不均化で生じる。
- 光で分解するため褐色の瓶に密栓して保管、あるいは冷暗所に保管する。
製法
工業的な主流は熱濃厚食塩水の電気分解である。電気分解時の陽極には食塩水電解用の寸法安定性電極[2]、二酸化鉛、黒鉛、白金などの耐酸化性のものが必要である。温度とpHが重要であり、低温や高pH条件では次亜塩素酸ナトリウムが生じる。
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