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堀豊彦 (政治家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 12:30 UTC 版)

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堀豊彦
ほり とよひこ
生年月日 1862年12月1日
出生地 日本 播磨国揖東郡
(兵庫県たつの市)
没年月日 (1932-07-10) 1932年7月10日(69歳没)
前職 農業
所属政党 (自由党→)
(憲政党→)
立憲政友会

選挙区 (兵庫県第8選挙区→)
兵庫県郡部選挙区
当選回数 2回
在任期間 1898年8月 - 1902年8月9日
1915年3月 - 1917年1月25日

当選回数 2回
在任期間 1904年2月 - 1907年
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堀 豊彦(ほり とよひこ、1862年12月1日(文久2年10月10日[1][2][注釈 1])- 1932年昭和7年)7月10日[3][4][5])は、明治から昭和初期の実業家政治家衆議院議員

経歴

播磨国揖東郡、のちの兵庫県[3]揖東郡小宅村揖保郡小宅村[4][5][6]龍野町龍野市[4]を経て現たつの市)で、農業[1]・堀甚三郎の息子として生まれる[7]。郷学で学び[8]、その後、1878年(明治11年)大阪儒学者藤沢南岳に師事し漢文学を学んだ[8][9]

帰郷して、家業の農業に従事[9]自由党に加わり、その党勢拡大に尽力[8]。1898年(明治31年)8月、第6回衆議院議員総選挙(兵庫県第8区、憲政党)で初当選[1][2][9][10]。1904年(明治37年)2月、兵庫県会議員に選出され、1906年(明治39年)に再選されたが、実業界に専念するため1907年(明治40年)県議を辞職した[9]

実業界では、兄・謙治郎らと合資会社堀銀行を設立し業務担当社員に就任[1][8]。龍野の醤油の振興のため兄・謙治郎、奥藤研蔵、清水市郎平らと龍野醤油を設立して専務取締役となる[8]。また、特産の素麺の品質改良のため小麦粉製造同業組合同業組合を組織して組長に就任[8]。揖保郡の地域振興のため地元有力者に働きかけて網干銀行(参考旧網干銀行本店)を設立して頭取を務めた[8]。龍野電気鉄道(播電鉄道)社長となり[1][4][6][8][9]、その後、新宮軽便鉄道社長も務めた[3][4][5][6][9]

地元の強い要請を受けて[9]、1915年(大正4年)3月の第12回総選挙(兵庫県郡部、立憲政友会)で再選され[9][11]、衆議院議員に通算2期在任した[3][5][6]。この間、政友会協議員などを務めた[5]

国政選挙歴

親族

  • 兄 堀謙治郎(実業家)[7]

脚注

注釈

  1. ^ 『現代日本の政治家』政友会30頁では11月10日。

出典

  1. ^ a b c d e 『大日本人物誌』ほ之部27頁。
  2. ^ a b 『人事興信録 第4版』ほ4頁。
  3. ^ a b c d 『議会制度百年史 – 衆議院議員名鑑』572-573頁。
  4. ^ a b c d e 『兵庫県人物事典 下巻』105頁。
  5. ^ a b c d e 『立憲政友会功労者追遠録』91-92頁。
  6. ^ a b c d 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』400頁。
  7. ^ a b 「堀謙治郎」『人事興信録 第4版』ほ5頁。
  8. ^ a b c d e f g h 『現代兵庫県人物史』410-412頁。
  9. ^ a b c d e f g h 『現代日本の政治家』政友会30-31頁。
  10. ^ a b c 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』73頁。
  11. ^ a b 『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』46頁。
  12. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』84頁。

参考文献

  • 田住豊四郎編『現代兵庫県人物史』県友社、1911年。
  • 成瀬麟、土屋周太郎編『大日本人物誌 : 一名・現代人名辞書』八紘社、1913年。
  • 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』衆議院事務局、1915年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
  • 細井肇『現代日本の政治家』國光社、1916年。
  • 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』衆議院事務局、1918年。
  • 青野権右衛門編『立憲政友会功労者追遠録』安久社、1933年。
  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 『兵庫県人物事典 下巻』のじぎく文庫、1968年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。



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