執務姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 19:20 UTC 版)
ウィキメディア・コモンズには、雍正帝に関連するカテゴリがあります。 雍正帝は単なる恐怖政治家ではなく、史上まれに見る勤勉な皇帝であった。毎日夜遅くまで政務に当たり、大量の上奏文にいちいち目を通し、全て自分で硃批(中国語版)(皇帝自身による朱墨による諾否、その他の書き込み)を満洲語で書かれた上奏文なら満洲語で、漢文で書かれた上奏文なら漢文で書き込み、一日の睡眠時間は4時間に満たなかったという。前述の密偵も、ただ監視をするだけではなく、地方官に業績の優れた者がいればこれを褒賞した。 また、民衆の手本として自ら倹約に努めている。書き物をする時に重要なものでなければ紙を裏返して使い、地方官が手紙を皇帝に送るときに綾絹を用いると「なぜこんな無駄なことをするのか」と言って紙を使わせた。政治の最高機関である軍機処の建物も、みすぼらしいバラックのようなものであった。
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