坂倉新兵衛

美術人名辞典

坂倉新兵衛

読み方：さかくら しんべえ

陶芸家。萩焼十四代。日本工芸正会員。昭和50年（1975）歿、58才。

坂倉新兵衛（12代）

読み方：さかくら　しんべえ

陶芸家。萩焼12代。山口県生。11代新兵衛の長男。坂家９代韓岳に師事し、萩焼再興を志した。茶道を吉田松陰の兄杉民治に学ぶ。満州より帰国後、新たに築窯・茶碗の制作を心がけた。また、表千家に入門し、惺斎の知遇を得、のち即中斎に師事し乱飾相伝を許される。県無形文化財・国の無形文化財。昭和35年（1960）歿、80才。

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坂倉新兵衛

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坂倉 新兵衛（さかくら しんべえ）は、山口県長門市深川の萩焼窯元・坂倉新兵衛窯の当主が代々襲名している陶芸作家としての名跡である。当代は十五代坂倉新兵衛正治。

歴史

慶長9年（1604年）に毛利輝元の命によって招致された李氏朝鮮の陶工である李勺光、李敬の兄弟が萩城下で御用窯を築いた。そのうち、兄の李勺光を初代とする名跡が坂倉新兵衛である。六代目より「坂倉」と改姓した。十二代坂倉新兵衛は萩焼を全国に広めて不振衰退から救ったことにより、中興の祖と呼ばれる。

歴代

• 初代：李勺光
• 二代：山村新兵衛光政（号：正庵）
• 三代：平四郎光俊
• 四代：弥兵衛光信
• 五代：源次郎光長
• 六代：坂倉藤左衛門　(改姓）
• 七代：五郎右衛門
• 八代：半平
• 九代：平助
• 十代：九郎右衛門
• 十一代：新兵衛多吉
• 十二代：新兵衛
• 十三代：新兵衛光太郎
• 十四代：新兵衛宗治
• 十五代：新兵衛正治
• 十六代  : 新兵衛正紘　(当代)

外部リンク

• 坂倉新兵衛（公式サイト）