地震の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 21:05 UTC 版)
マグニチュードは、表面波マグニチュードで(Ms)7.3、モーメントマグニチュードで(Mw)7.0であり、記録が残る遼寧省の地震の中では最大規模とされている。震央は海城県(当時、現在は海城市)の中心部から南東20km付近にある村"岔溝鎮"付近、震源の深さは12kmであった。震度(中国では地震烈度)分布を見ると、震央付近の幅20-30km・面積にして約760km³の範囲でこの地震最大となる烈度IX(9, 気象庁震度階級で震度6相当)となっているほか、海城県中心部付近で烈度VIII(8, 震度5相当)、鞍山市中心部付近や営口市中心部付近で烈度VII(7, 震度4-5相当)などとなっている。アメリカ地質調査所(USGS)によれば韓国のソウルでも若干の被害があったことが報告されているほか、ソビエト連邦の沿海地方でも揺れを感じた。また日本の気象庁によれば、九州でも有感となり佐賀市で震度2、大分市と熊本市で震度1を観測している。
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