在庁官人の地位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:24 UTC 版)
在庁官人の間でも地位の差があったことが知られている。常陸の場合、鎌倉時代ではあるが掾官、中座、書生、一分の他国舎人・国雑色・国掌・国承仕・御子と呼ばれる身分差があったことが文書から窺える。掾官はその名の通り掾や目といった下級国司の子孫が土着したものと見られ、衛門府の尉官などの官位を得ていることが多く、国衙で指導的立場にいたと思われる。中座、書生、一分はそれに次ぐ地位にあり、他国舎人・国雑色・国掌・国承仕・御子らは実務官僚であったと考えられている。
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