土地、農具、種子の貸与
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 18:02 UTC 版)
「鉄道自警村」の記事における「土地、農具、種子の貸与」の解説
第一次と第二次入植者については、原則一戸あたり20町歩の農地が貸与された(例外;女児河自警村と高山子自警村が一戸あたり10町歩、訥河自警村が同30町歩)。10年間貸し付けられた後、11年目からは無償譲渡されることになっていた。その他一戸あたり約300坪の宅地が農地と同じ条件で貸し出された。第三次入植者にあっては、一般政府移民と同じ条件にするという考慮から、5カ年据置25カ年均等年賦償還方式に変わった。 農具については、一戸あたり2頭の農馬と耕作器具、脱穀器具が支給され、種子は入植初年度のみ必要量が現物支給された。その他にも、自警村民は鉄道警務員として一定の鉄道無賃乗車証が公布され、満鉄社員共済組合に加入が許可されるとともに医療保険証の交付も受けていた。
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