嘉陽層の褶曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:38 UTC 版)
嘉陽層は沖縄本島東海岸のうるま市から名護市にかけて分布する始新世の地層で、天仁屋川河口からバン崎にかけての海岸では大規模な露頭が見られる。海底地滑りにより形成されたタービダイト、沈み込むプレートの力によって形成された大規模な褶曲や逆断層など、地層の様々な堆積構造が存在する。砂岩層の堆積作用を示す様々な構造、堆積した深海底の環境を示す生痕化石、さらにプレートの沈み込みにより付加した堆積物から形成された日本列島の成り立ちを示す様々な現象が保存されており、極めて重要であるため2012年(平成24年)9月19日に、国指定天然記念物に指定された。
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