商品貨幣論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/09 04:50 UTC 版)
貨幣学説のうち、通貨の価値の根拠をその素材である商品の価値に由来すると考える学説を商品学説あるいは金属学説と称する。この説によれば、社会的分業と私的所有を基礎として成立する商品経済社会では、そこでの生産物は全て商品とされてその価値を計られ、その評価によって定められた一定の交換比率によって交換が行われないとされている。実物貨幣として用いられた素材も例外ではなく、元は商品経済社会に存在する数多くの商品の中から、諸条件によって選び出されたものが貨幣として用いられた。従って、貨幣は実物貨幣(商品貨幣)である必要があり、名目貨幣は本来の貨幣の章票もしくは代替物・代用物の域を出ないものとされている。
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