和人参を扱う座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/18 14:15 UTC 版)
和人参は日本国内で栽培された薬用人参である。江戸時代初期にも栃葉人参は自生していたが、朝鮮種の人参が日本で栽培されるようになったのは徳川吉宗の代である。吉宗の意向により研究が進められ、享保14年(1729年)には日光の地で栽培に成功した。そこで収穫された人参が日本各地へ運ばれ、種人参として栽培に使われたことから「御種人参(おたねにんじん)」の名が付いた。宝暦13年(1763年)、幕府は江戸に御種人参を扱う座を置いたが、天明7年(1787年)には廃止となった。
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