吸着冷凍サイクル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 06:47 UTC 版)
吸着冷凍サイクル(きゅうちゃくれいとうサイクル)とは、シリカゲルなどの多孔質材料が水蒸気その他のガスを吸着する現象を利用した冷凍サイクルである[1][2][3]。冷媒を蒸発器で低温で蒸発させるため、吸着材を冷却しながら冷媒蒸気を吸着させることによって低い圧力を得る。冷媒を吸収した吸着剤は配管を切替えて熱を加えることにより冷媒を分離する。冷媒は、凝縮器で冷却・液化され再び使用される。冷媒として、水が一般的に使用される。
- ^ a b 宮崎隆彦「低温熱を冷熱に変える技術―吸着冷凍機」『化学工学』第76巻第9号、公益社団法人化学工学会、 512-514頁。
- ^ a b ユニオン産業株式会社「吸着式冷凍機の原理」
- ^ a b 東京農工大学秋澤研究室「吸着冷凍機」
- 1 吸着冷凍サイクルとは
- 2 吸着冷凍サイクルの概要
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