名称に用いられる「順拝」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 06:17 UTC 版)
「伊予鉄順拝バス」の記事における「名称に用いられる「順拝」について」の解説
現在、伊予鉄トラベルが主催する四国遍路のツアーには、「順拝」という語が用いられる。一方で、順拝バス一号車の窓には「四國八十八ヶ所巡拜」の文字が掲げられている。 『伊予鉄順拝バス五十年史』によれば、伊予鉄道が四国遍路について(「巡拝」ではなく)「順拝」の表記を選択的に用いるようになったのは、昭和30年ごろの栞やパンフレットからであるとされる。西国三十三ヶ所や阪東三十三ヶ所の観音霊場を回る行為においては、信仰対象が一仏、一尊であることから「巡礼」「巡拝」を用いる一方で、四国遍路は信仰対象が一仏や一尊に限られない上、霊場寺院との懇談において順序立った礼拝を表す「順」の字を用いることを支持する意見が出されたことから、「順拝」の表記を採用しているという。 現代では「順拝」という表記は伊予鉄グループのツアーにおいて特徴的なものとなっていて、他社の四国遍路ツアーではもっぱら「巡礼」「巡拝」などが用いられている。
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