名称にまつわる伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/24 10:23 UTC 版)
「アラサーテ/モンドラゴン」の記事における「名称にまつわる伝承」の解説
昔、アラサーテの背後にある山にエレンスゲという巨大な龍が住んでおり、町に出てきては人間を食べていた。そこで住民は龍との間に、毎年1人の処女を人身御供に差し出すという約束を交わし、サンタ・バルバラの丘で処女を丸飲みにする儀式が繰り返された。しかしある年、住民はロウを用いて処女を模した人形を作り、龍の退治を企てた。人形を丸飲みにしようとした龍の牙はロウで固まり、その隙に住民が製鉄用の泥炭を口の中に放り込むと、最後に焼けた鉄槍を突き刺して龍は息絶えた。住民は龍がいた山を「モンドラゴン」(龍の山)と呼ぶようになった。龍は封建領主の象徴であり、処女は領主の初夜権の象徴であるが、龍退治の動機が「(若者の性意識が乱れて)町に処女がいなくなってしまったから」だとするパターンも存在する。
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