名和弓雄以降の道統
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第10代宗家・名和弓雄〔明治44年(1911年)1月~平成18年(2006年)9月〕は、自著『隠し武器総覧』(壮神社)の末尾《おわりにあたって「正木流万力鎖術伝承と宗家廃絶」》にて以下のように宗家制度廃止を謳った。 平成十年十月十日をもって、正木流宗家の廃絶を予告し、名和弓雄の死去と共に廃絶する。師範家は目下、人選中である。技術優秀で、すべての型に精通し、健康で人格的に師範にふさわしい人で、十代宗家の直接に指導した人の中から、師範家を選びたい。したがって、名和弓雄の死後は、何人も正木流宗家を名乗ることは許されない。万一、まぎらわしい肩書きを使用した場合は、悪意による贋物とみなし、重大な詐欺行為と認定する。 その死後は師範家が伝承を担っている(「月刊秘伝」2007年1月号 BABジャパン)。 名和弓雄以外の系統では、水鴎流第9代の福原景利が正木流万力鎖術より編み出した正木流鎖鎌術(福原派)が水鴎流に併伝されており、現在も伝承されている。
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