同題名の説話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 07:41 UTC 版)
「バイオリンはどうして出来たか」の記事における「同題名の説話」の解説
トランシルヴァニアおとぎ話には、もうひとつ同題名の「ヴァイオリンの創造」があるが(これもヴィスロッキが刊行、のちにグルームが英訳)、これはハッピーエンド(英語版)を欠き、話筋も脈絡がもつれるため、知名度は低い[要出典]。あらすじでは、若い女が裕福な狩人に恋慕するが振り向いてもらえずに悪魔と接触する。家族を犠牲に悪魔のヴァイオリンを入手し狩人を誘惑する。彼女の父親が楽器の函となり、4人の男の兄弟は弦、母親は弓となる。結末には、若い女は悪魔を崇拝することを拒み連れ去られる。森林に置き去りにされたヴァイオリンは、やがてジプシーの旅人に拾われる。こちらはグリム童話 KHM28 「歌う骨」の類話とされており、 ハンガリーのロマ(ジプシー)の説話が、これと酷似したものとして(英訳で)発表されている。
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