同姓同本娶らず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 18:02 UTC 版)
1669年、宋時烈は儒教の倫理を推し進め、同姓での結婚を不倫として厳禁するように建議した。 これは同姓かつ同じ本貫の者同士の結婚を禁止したもので「同姓同本不娶」と呼ばれるものである。この結果、同姓同本の男女は結婚は認められず、生まれた子どもは私生児の扱いを受けることになった。 この制度の導入に伴い身分間の貴賤結婚も避けられるようになった。 このような身分制度の固定は朝鮮王朝滅亡まで継続することになった。それのみならず「同姓娶らず」の倫理は現在の大韓民国の民法規定にも影響を残している(1997年に大韓民国民法の第809条1号(en:Article 809 of the Korean Civil Code)にある「同姓同本不娶」規定に憲法裁判所による違憲判決がでたため現在は廃止)。
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