吉野の借地林業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 01:07 UTC 版)
スギのブランド産地として名高い奈良県南部の川上村や東吉野村では、土地の所有と森林経営を分離した分収林方式で木材生産を行っていることで有名で借地林業と呼ばれる。吉野の林業地帯では「山守」と呼ばれる現場代理人を経営者が雇い、林地の見回りや各種作業の段取りを組ませた。この制度により経営者は必ずしも吉野に在住しなくても良くなったことで、全国から投資を呼び込むことが可能となった。この仕組みが下記の拡大造林政策における分収林方式にも一部活かされている。 集落の裏手に成立したスギ林(東吉野村) 経営者は吉野以外に居住することも多かった(吉野より下流の奈良県下市町の街並み)
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