史上最強のロードレース選手、エディ・メルクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 20:59 UTC 版)
「エディ・メルクス」の記事における「史上最強のロードレース選手、エディ・メルクス」の解説
ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアをそれぞれ5回ずつ、ブエルタ・ア・エスパーニャを1回制覇しており、ツール通算ステージ34勝、単年ステージ8勝、マイヨ・ジョーヌ保持日数96日はいずれもツールにおける最高記録である。 また世界選手権でも3回(アマチュア時代も含めれば4回)優勝。さらにミラノ〜サンレモを7回、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュを5回制するなどクラシックでも数多くの記録を残し、1シーズン54勝というシーズン最多勝記録も保持している(ちなみにシーズン50勝以上を3回達成している)ほか、パトリック・セルキュとタッグを組んでトラック競技でも勝利を重ね、16年間の競技生活で通算525勝(うちプロ時代に425勝)をあげた。 同一年度にツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアの両方を制する「ダブルツール」を1970年、1972年、1974年の3回達成。1974年はさらに世界選手権も制して「トリプルクラウン」を史上初めて達成した選手でもある。 全盛期だったモルテニ所属時代には、その攻撃的な走り、出場する全てのレースで勝利を目指した貪欲さから、他の選手たちに「ザ・カニバル」(人食い)の異名で恐れられた(但し、本人曰く、他の選手から直接この名で呼ばれたことはないとのこと)。 その数々の伝説的偉業により、ロードレース・ファンからはファウスト・コッピと並んで「カンピオニッシモ」(伊:Campionissimo―チャンピオンの中のチャンピオン)と呼ばれている。
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