史上最初の無補殺三重殺?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/02 20:18 UTC 版)
「ポール・ハインズ」の記事における「史上最初の無補殺三重殺?」の解説
1878年5月8日のプロビデンス・グレイズ対ボストン・レッドキャップス戦でのハインズのプレーについて、かつてメジャーリーグ史上最初の無補殺三重殺(Unassisted Triple Play)と扱われていたことがあった。 この試合中堅手として出ていたハインズは、無死二・三塁からボストンのジョー・バードックの放ったラインドライブを好捕して、そのまま帰塁する走者より先に三塁ベースに駆け込んだ後、最後に(確認のため)二塁へ送球して二塁走者をアウトにするという三重殺を完成させている。1878年当時のルールでは、『飛球を処理した際二塁走者が既に三塁を廻っていた場合、野手が(二塁ではなく)三塁ベースを踏んだ時点で二塁走者はアウト』とされていた。試合の記録上このプレーの際二塁走者は三塁に達していたとされており、当時のルールに基づけばハインズが三塁を踏んだ時点で二人の走者がアウト、「無補殺三重殺」が完成していたことになる。 ただ近年アメリカ野球学会は、このプレーの際二塁走者だったエズラ・サットンは、捕球の際まだ三塁に達していなかったという見解を出しており(この場合は当時のルールでも走者に触球するか二塁に送球した時点でアウト)、上記のプレーは現在無補殺三重殺として認められていない。
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