古橋廣之進記念浜松市総合水泳場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/22 11:02 UTC 版)
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古橋廣之進記念 浜松市総合水泳場"ToBiO"
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施設情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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正式名称 | 古橋廣之進記念 浜松市総合水泳場"ToBiO" | ||||||||||||||||||||||||||||||
都市 | 静岡県浜松市中央区篠原町23982-1[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
座標 | 北緯34度40分31.29秒 東経137度40分15.63秒 / 北緯34.6753583度 東経137.6710083度座標: 北緯34度40分31.29秒 東経137度40分15.63秒 / 北緯34.6753583度 東経137.6710083度 | ||||||||||||||||||||||||||||||
開場 | 2009年(平成21年)2月7日 | ||||||||||||||||||||||||||||||
主な大会 | 第85回日本選手権水泳競技大会 日本学生選手権水泳競技大会 とびうお杯全国少年少女水泳競技大会etc. |
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プール | |||||||||||||||||||||||||||||||
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古橋廣之進記念浜松市総合水泳場(ふるはしひろのしんきねんはままつしそうごうすいえいじょう)は、静岡県浜松市中央区篠原町に2009年(平成21年)2月にオープンした総合水泳場[1][2]。愛称はToBiO[3]。指定管理者は浜松ブルーウェーブ(代表企業:セントラルスポーツ[4])である[5]。
概要
当水泳場は西部清掃工場とともに、浜松市としては初となるPFI事業として建設された[6][2]。老朽化した江之島水泳場隣接の市営屋内プールの後継施設でもある[7]。
一般から愛称の公募が行われ、同市出身の古橋廣之進を記念して命名された[7][注 1]。古橋の活躍に関連した展示コーナーも設けられた[3]。
同プールの周辺地は、静岡県と浜松市が整備を進めている遠州灘海浜公園の拡張エリア「篠原地区」の一角で2016年(平成28年)5月に県が策定した遠州灘海浜公園基本構想で「防災・スポーツエリア」と位置づけられ、将来的には日本プロ野球の公式戦にも対応した浜松球場の代替予定地とされる硬式野球場や、防災施設を整備する計画が予定されている[9][10][11]。
施設
延床面積 | 17,752m2[12] |
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建築面積 | 12,385m2[12] |
構造 | 鉄筋コンクリート+鉄骨造、 地上2階地下1階[2] |
敷地面積 | 35,184m2[12] |
プール
プール名[13] | 寸法・種類[13] | 公認[13] | 備考[13] |
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メインプール | 50m×10コース・水深0m~3m | 国際公認(8コース) | 可動床を採用。短水路2面としても使用可能。 |
飛込みプール | 25m×25m・水深0m~5m | 国際公認 | 可動床を採用。観覧席はメインプールと共通。 |
サブプール | 25m×8コース | 国内公認 | メインプールとは別にサブプール観覧席がある。 |
レジャープール |
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屋外レジャープールと屋外児童プールは夏期のみ、 屋外児童プールは無料。 |
その他施設 プールの他にも、以下のような施設がある[13]。
- ジム・スタジオ(中学生以下利用不可)
- 風呂・サウナ
- レストラン
- 日本水泳の歴史資料室
- ショップ
- スイムミル(垂直循環型回流水槽・専用利用のみ)
歴史
オープンした2009年(平成21年)には第85回日本選手権大会、第54回日本泳法大会、第26回日本身体障害者水泳選手権大会が行われ、2010年には第1回全日本学生ライフセービングプール競技選手権大会が行われた。
また2011年(平成23年)には、東北地方太平洋沖地震により東京辰巳国際水泳場が施設破損の被害を蒙った為に日本選手権が中止され、その代替となる国際大会派遣選手選考会が開催された[14][15]。
2013年(平成25年)には、第89回日本選手権水泳競技大会アーティスティックスイミング競技の会場となった[13]。2015年には天皇杯日本学生選手権水泳競技大会が開催された[13]。
また、当施設開館まで浜松市江之島水泳場の屋外50mプールで行われていたとびうお杯全国少年少女水泳競技大会が、2009年の24回大会以降、当施設で開催されるようになった[16]。また、30分間回泳も2009年から当施設で行われている[17]。
2011年(平成23年)9月の台風15号被害により屋根の約3分の1が吹き飛ばされた。メインプール、サブプール、ジムなどは比較的早くに営業を再開し、飛込プールはしばらく営業を中止したものの再開している。
主な大会実績
- 2009年 - 日本選手権水泳競技大会
- 2011年 - 競泳国際大会代表選手選考会
- 2013年 - シンクロナイズドスイミング ジャパンオープン
- 2015年 - 日本学生選手権
- 2022年 - 翼ジャパンダイビングカップ兼国際大会派遣選手選考会[13]
交通
- 公共交通機関
JR 東海道新幹線・東海道本線浜松駅より遠鉄バス(浜松駅バスターミナル4番のりばから16-4 春日町・法枝・浜松市総合水泳場行きに乗車。所要時間約30分)[13]
- 車
- 静岡方面から
東名高速道路浜松ICから国道1号を豊橋方面へ向かった後、国道1号「篠原東」交差点を左折し、約500m直進する[13]。
- 名古屋方面から
東名高速道路浜松西ICを右折、県道65号を南へ向かった後、国道1号「坪井町」交差点を直進し、約300m先[注 2]で左折し、約1.5km直進する[13]。
出典
注釈
- ^ しかし、当の古橋は、開業から約半年後の8月初旬、2009年世界水泳選手権のため訪問していたイタリア・ローマで死亡した[8]。
- ^ 水泳場の看板あり[13]
出典
- ^ a b “古橋廣之進記念浜松市総合水泳場 ToBiO(トビオ)”. @s アットエス. 静岡新聞. 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b c “第 2 期古橋廣之進記念浜松市総合水泳場(ToBiO)運営維持管理事業実施方針” (pdf). 浜松市 (2023年1月26日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b “古橋廣之進記念浜松市総合水泳場(ToBio)”. わが街ウォッチング. 静岡県建設業協会. 2025年6月22日閲覧。
- ^ “第2期古橋廣之進記念浜松市総合水泳場(ToBiO)運営維持管理事業”. 三井住友建設. 2025年6月22日閲覧。
- ^ “一般利用案内”. ToBio. 2025年6月22日閲覧。
- ^ “西部清掃工場・古橋廣之進記念浜松市総合水泳場の整備運営事業について”. 浜松市 (2022年3月10日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b “行政視察報告書” (pdf). 野々山雄一郎. 2025年6月22日閲覧。
- ^ “「フジヤマのトビウオ」古橋広之進氏死す”. 日刊スポーツ (2009年8月3日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ Spark NEWS第1号
- ^ “遠州灘海浜公園篠原地区東関連事業”. 浜松市 (2024年3月22日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ “遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画 概要版” (pdf). 静岡県. 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b c “古橋廣之進記念浜松市総合水泳場 ToBiO”. J-GLOBAL. 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “施設案内”. ToBio. 2025年6月22日閲覧。
- ^ “辰巳国際水泳場、28日から営業再開”. 日刊スポーツ (2011年6月22日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ “忘れられぬ五輪代表落選の屈辱……。ベテランはパンパシからリオを目指す。”. 文藝春秋 (2014年8月18日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ “とびうお杯 きょう開幕 初の県外開催”. 中日新聞 (2024年8月3日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ “潜入調査 古橋廣之進記念浜松市総合水泳場” (pdf). 浜松市. 2025年6月22日閲覧。
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
公営プール |
越中島プール 手稲曙温水プール 古橋廣之進記念浜松市総合水泳場 多摩市立温水プール 徳島県蔵本公園プール |
静岡県のスポーツ施設 |
静岡県草薙総合運動場球技場 花川運動公園 古橋廣之進記念浜松市総合水泳場 小笠山総合運動公園 静岡県草薙総合運動場体育館 |
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