取らず銀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 22:38 UTC 版)
「不死身銀」「無敵銀」ともいう[要出典]。先手の銀将を後手が取ることができず、この銀将自体のことを「取らず銀」(または「取られずの銀」など)と呼ぶこともある。 初期配置の時点で、先手(取らず銀側)は飛車・角行・両方の金将・香車の6枚を落とした6枚落ちから開始する(桂馬および片方の銀将も落とした9枚落ちや、歩兵も落とした18枚落ちのこともある。この場合、銀将は玉将の隣(4九、6九)に配置する(3九、7九とするルールもある)。 先手の銀将の動きは通常と同じだが、相手はこの銀を取ることが出来ない。取らず銀が相手の駒を取ることは出来る。敵駒を気にせず進めるため非常に強力な駒となる。先手が相手から取った銀将を打っても、それは普通の銀将である。取らず銀はあくまで最初に配置した先手の銀将に限る。 また取らず銀も成ることができる(成れないとするルールもある)が、その成銀は取らず銀の性能を失い、相手は普通に取ることができる。不成は自由である。後手が取らず銀の成銀を取って、それを打っても普通の銀将であり、先手がそれを取り返して打ってもやはり普通の銀将である。 同じ棋力の指し手同士ならば、先手と後手はほぼ互角とされる[要出典]。
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